(1925年2月出版)
No. 61(7.1)興安嶺森林中の牧牛
放牧された牛群は海拔四千尺の興安嶺山林中酷寒にさらされて平氣に生棲してをる。此處の氣溫のレコードは零下四十七度ださうだ。
大兴安岭森林中的牧牛
放牧的牛群暴露在海拔四千尺的大兴安岭山林酷寒中仍能安然生存。据说此地的气温纪录已达到了零下四十七度。
No. 62(7.2)興安嶺の森林
興安嶺森林の伐探事業を經營して居るものに札免公司がある、其區域は約四國大の廣姿を包有してをるに依つてもほほその事業を察するととが出來る。此寫眞は落葉松林相の一部である。
大兴安岭的森林
经营大兴安岭森林采伐事业的札免公司,其采伐区域约相当于日本的四国面积大小,由此可推想出其事业的规模。此照片为落叶松林相之一部。
No. 63(7.3)酷寒中の杣作業
札免公司の作業場には山から伐出した木材をスレッパーに製材して居る、勞動者の耐寒には實に驚異に值するものがある。
严寒中的采伐作业
札免公司作业场正在将山间伐取的木材加工成枕木,工人们的耐寒能力实在令人惊叹。
No. 64(7.4)穴居生活
地下數丈の穴を掘穿してそれに屋根をさしかけた上に土をかけて小山のやうにらづ高くする。之の上層に見ゆる小屋は空氣拔で土中から突立て居るのが煙突だ地下幾箇の室に分れて頗る保溫には適した佳居だ。
穴居生活
掘地数丈的地穴,在架设屋顶后覆土成为丘状隆起。地表可见的小屋实为通风口,土中竖立的部分实为烟囱。地下被分隔为数室,是极适合保温的优良居所。
No. 65(7.5)札免公司のスレツパー置場
四國大の廣袤を有する森林地帶から伐出さるゝ木材の量は實に無限である東支鐵道滿鐵用のスレッパーは皆此處から供給される。
札免公司枕木堆放场

从面积堪比日本四国的广袤林区采伐的木材量堪称无限,中东铁路与南满铁路所用之枕木皆由此处供给。
No. 66(7.6)雪の興安嶺
興安嶺は北滿森林中の最も大なるものである、此寫眞は大興安嶺の分水嶺海拔四千尺の一地點で、西北は朔北萬里の蒙古沙漠に連る。雪の興安嶺連峯である。
雪覆大兴安岭
大兴安岭乃北满森林之最,此照片摄于海拔四千尺的大兴安岭分水岭之某处,其西北连接着朔北万里的蒙古沙漠。此为雪中大兴安岭的连绵群峰。
No. 67(7.7)橇遊び(ハルビン)
坂道の如く勾配をつけたブリッチに路を作って頂上から橇を滑らして遊。頗る痛快にして冬の遊びとしては一のものだ。
雪橇游乐(哈尔滨)
在设有坡道的桥梁上铺设滑道,从顶端乘雪橇滑行取乐。此乃冬日极为畅快的游乐方式。
No. 68(7.8)アイスホツケー
冬の戶外競戯の中あくまでも男性的の爽快さを覺へしむものはスケートである。そらしたスケート競戲の中のアイスホツケーは最近漸く上下人士の口に上つるやうになつたが、寫眞は哈爾賓に於けるそれである。
冰球运动
冬日的户外运动中,最能令人感受到男性爽快气概的当属滑冰。而冰球作为滑冰竞技的一种,近来渐成上流人士之谈资。此照片摄于哈尔滨的冰球比赛场景。
No. 69(7.9)氷上の荷役(大連)
朔風日に凛烈さを加ヘて行くに連れて、奥地特產の出廻リを誘發し、大連埠頭出入の船舶も次第に繁きを加へる頃、時として滞泊船を氷で閉ずことがある。そして平常ならば水深幾十尺の氷上に荷車利用の荷役が開始される。寫眞は濵町沖の荷役作業の光景である。
冰面装卸作业(大连)
随着朔风日渐凛冽,内陆特产开始集中输出,大连港进出船舶日益繁忙。此时偶有泊船被冻冰封困,于是在平常水深数十尺的冰面上,利用货运马车展开了装卸作业。此照片为滨町海域的装卸作业场景。
No. 70(7.10)海凍る(大連)
不凍港と銘打つた大連も稀れに凍る事がある。潮の滿干と無心の風の戯れから氷塊は宛として南北兩極を髣髴たらしむる壯觀を呈し限リなく美しい。
封冻之海(大连)
号称不冻港的大连也偶有封冻的奇观。潮汐与朔风共舞形成的冰原,呈现了恍若南北极般的无限壮美之景。
#artContent img{max-width:656px;} #artContent h1{font-size:16px;font-weight: 400;}#artContent p img{float:none !important;}#artContent table{width:100% !important;}